北区医介塾

昨日は東京都北区の医介塾(いかいじゅく)に参加してきました。
医介塾は、医療・介護の関係者が集う交流会。

全国35の地域で毎月開催され、これまで1000人以上の人が参加しています。
私は地元町田市の医介塾に参加したことがありました。

以下にて昨日の印象的な話と出来事を共有します。
言葉の使い方が原因で誤解を与えてしまうかもしれませんが、それは私の責任です。

・「日本一かっこいい介護士」杉本浩司さんの自己紹介。
初参加の人の自己紹介コーナーがありました。
杉本さんは何をしたでしょう?

杉「ネタなんですけど、、みなさん携帯を出してもらえますか?」

(ん、どゆこと・・・?)

「そしたら、次の言葉で検索してください」

(あ、もしかして、、)

「かっこいい」
「介護」
「日本一」

バッチリ杉本さんの取材記事が出てきました。

となりにいた女性が言いました。「ほんとうだー!」「すごーい」

杉「以上です!」

なるほど参加型!
私も、自己紹介で使える参加型の持ちネタをつくりたいと思いました。

・質の高い訪問美容とそうでない訪問美容の差は何か?
全国で訪問美容サービスを展開している会社の社長さんが来ていました。
彼によると、美容の質は直後の美しさではない。それは当たり前。

忙しい介護職員さんが、入浴介助後にクシを前から後ろにかけて
ドライヤーするだけできれいにまとまるかどうか。

なるほど確かにそうだと思いました。
自分が利用者だったら、その日だけでなく素敵な感じが長く続く人にお願いしたいです。

・訪問マッサージ業の利益率を高めるには?
全国100店舗以上を誇る「からだ元気治療院」で
利益率第一位をほこる店舗のオーナーさんが来ていました。

訪問マッサージ業で利益率を高める秘訣はなんでしょうか?
それは、先生(マッサージ師さん)の稼働を高めること。

利益率第一位の店舗は、先生2名が出勤日に毎日○○人施術し、
年商○○○○万円でした。

二人の給与は年400万円~500万円程度とのこと。
人件費を引いて○○○○万円残ります。

事務と営業をオーナーさんがしていますから、
ほとんどオーナーの収入になるのではと、、。
(もちろんロイヤリティ等ありますから全額ではありませんが)。

では、どうやって高稼働を実現するのかが、
次に気になるポイントですね。(数字は生々しすぎるのでぼかしました)

・長く続く老人ホーム紹介業者さんの働き方。
高齢者一人ひとりにあった老人ホームを探してくれる老人ホーム紹介業者さん。
忙しい施設長にかわって入居者を集める側面もあります。(報酬はほとんどの場合施設から出ます)。
しかし、売上を追い過ぎてざつに紹介してしまい後からクレームが来ることも。

焦る家族は判断が鈍りがち。
ホーム所属の入居相談員さんが親切だったからここにしよう。
でも、入居後にケアするのは誰?入居相談員さんではないですよね。
(もちろん顔としてのホーム所属の相談員さんの質は重要ですが!)

昨日お会いした方は、もと施設の営業マン。
現在は老人ホームセンターの主任相談員をしています。

お客様はほとんどが紹介。
ケアマネジャーや、過去の利用家族です。

仕事が続く秘訣だと感じたのは、紹介料が入らないショートステイの紹介もする点。
冠婚葬祭や旅行などによる3泊4日などのショートステイでは、
家族、ケアマネ、施設に喜ばれても、売上になりません。

「売上にならない仕事をいやがる紹介業者もある。
けれど自分は信頼の積み重ねが大事だと思う。
だからこういう仕事もどんどんする」きっぱり言い切る姿勢に「関係者の役に立つ」志を感じました。

それが結果として、次の相談者につながる。


そんなわけで、興味深い話をたくさん聞けた2時間半でした。
運営のみなさん、ありがとうございました!

有料老人ホーム→介護付きホーム

高齢者住宅新聞(業界紙)を見ていると、
大手有料老人ホーム事業者の代表クラスの方は
「有料老人ホーム」という言葉を使わなくなっている。

かわりに使われている名称が「介護付きホーム」。
業界団体の名称も「全国特定施設事業者協議会」から
「全国介護付きホーム協会」に変わった。

たしかに、特定施設(何が特定なの?!)よりは
介護付きホームの方がわかりやすい。
旧特定協(今度は介ホ協?!)の気持ちは理解できる。

ただ、長らく使われてきた「有料老人ホーム」も当面は使われるであろう。
上記大手ホームのホームページの記載もまだ「有料老人ホーム」になっている。

住まいを探している方は当面「介護付きホームを探している」というより
「老人ホームを探している」と言った方が伝わるだろう。
ケアマネや地域包括ケアセンターの方も
「介護付きホーム」のことをよく知らないかもしれない。

逆に老人ホーム運営事業者に提案に行く人は
資料に「介護付きホーム様向け」などと書くと
「わかっているねぇ」と思われるで気がするのですが、
事業者のみなさん、いかがでしょう?

▼介護付きホームとは
https://www.kaigotsuki-home.or.jp/kaigo_homes

介護事業所の人材マネジメント

成果をあげるためのチームや組織はどうあるべきか?
人がしあわせになるチームや組織はどのようなものか?

私は学生時代、人材マネジメントのゼミに入っていて、
守島基博先生のもと、毎週ゼミのメンバーと上記のような問いについて
語り合っていました。

採用→育成→評価→処遇→配置のフレームふくめ、
当時ひたすら考えたことが、今のリリムジカの経営に活きています。


さて介護の現場でも、人とマネジメントに関する課題をよくききます。

働く意欲はあるのに職場を辞めざるを得ない。
事業を安定させたいのに管理者・リーダー層が育たない。
相対的に責任感のつよい人に業務が集中する。
職員が集まらず人材派遣に頼らざるを得ない。

一方、多少の課題はあるにせよメンバーがいきいきと働き
成果をあげている事業者もあります。

このような事業者の存在は、サービス利用者やその家族、職員にとって
良いだけてはありません。
皆が払った介護保険料や税金を効率的に使うという点で、
普段介護と関わりの少ない人にもメリットがあります。

では、人材マネジメントでうまくいく事業者と
そうでない介護事業者にはどのようなちがいがあるのでしょうか。

私の30代前半のチャレンジとして、論文を書きながら
この課題に向き合っていこうと思います。

今日、久々に守島先生にお会いし、最初のヒントをいただきました。
実務性(ある領域の問題を解決する)と先端性(まだ知られていない)のある
論文を書くことで、社会に貢献したいと思います。

まずは、この課題感をもちながら先行研究を調べます。

「この論文読んだ方がいいよ」とか「この本おすすめだよ」など
おありの方、ぜひ教えていただけたらと思います。