「分断」とどう向き合うべきか

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「普段行かないようなところに行ってみたい」と思っていたところ
友人(渡部清花さん)がトランプ政権後の社会についてのイベント
関わっていたので出かけてきました。

登壇者はリディラバの安部敏樹さん、ハフィントンポストの竹下隆一郎さん、エウレカの西川順さん

いろんなところに話題が飛んだが、印象的だったのは、「分断」との向き合い方。
登壇の三者それぞれ、分断とのどうかかわるべきか、持論を持っていた。
にもかかわらず、実際の行動においては同じことをしていた。

まずそれぞれの持論についてまとめてみる。
(ざっくりなので本人たちの意図を正確には反映していない可能性大)

阿部さんは「本当はリベラルがいいけど、分断するのが人間の本質」。
竹下さんは「分断があるのは確か。無理にいじらなくても良いのでは」。
西川さんは「ビジネスにおいては分断に良いも悪いもない。分断があるならそれに対してどう行動するか。」

では、行動はどうか。三人が三人とも、分断先をまさぐっていた。
自分と違う層であることを理解したうえで、無視せず、むしろ突撃。

阿部さんはアパグループ代表に突撃してワインをごちそうになって喧嘩。マイルドヤンキーのツイッターをフォロー。
竹下さんは歴代彼女の地元の友人に積極的にアプローチ。彼女との縁がおわっても友人とは続いている。
西川さんは韓国でサービス展開をするために友人に「違う層の友人を連れてきて」と頼んで飲み会実施。

コンフォートゾーンを出ようという主張は共通していた。
生きるためにどうすべきか、結論は出ていた。
自分と違う層に突っ込む。それが自分の差別化になる。

では、分断に関する持論と仕事における実際の行動の違いをどう理解しているか。
西川さんは持論と行動の背景がビジネスで一貫していたけれども、ビジネスを除いた場合にどうなるのか。
それを聞いてみたかったけれども、今日は時間切れでした。

ちなみに私自身は、日ごろ分断先をまさぐる行動があまり取れていないことを反省。
介護業界は昔は無縁だったけれども、今はもう中の人になってしまった。

事業家レベルを上げていくために、今後も場違いなところに出かけ続けようと思う。

【厳選5件】29件に選りすぐった中からさらに絞った今年のハイライト

2016年が間もなくおわりますね。
「今年の振り返りは今年のうちに」ということで、1年のハイライトをまとめます。

書きたいネタを数えたら29件あったのですが、
それだと多いので5件にしぼって書きます。

まず、リリムジカメンバーの日々の仕事と成長に助けられて
自分自身が動けていることに、感謝します。

1.あおいけあ加藤忠相さんの話をがっつり聴く(2月10日)
http://iysks.blog51.fc2.com/blog-entry-425.html
実はこれまで「お年寄りに元気になってもらいたい」と本気で思って動いている人は、
そこまで多くないのではないか、と思い込んでいました。
けれど、加藤さんは自立支援に真っ向から取り組んでいた。
講演を聴いて共感する人の数、温度も感じました。
「子どもたちの未来を考えると、私たちは今のままで良いのか」
問いかける加藤さんの姿勢にも強く共感。
未来の社会のために、リリムジカも「楽しいの先にあるもの」を
追求しようと決意しました。

2.川北秀人さんの社会起業家特別講座(3月9日&10日)
http://iysks.blog51.fc2.com/blog-entry-433.html
http://iysks.blog51.fc2.com/blog-entry-434.html
決意をしたとはいえ、どのように進めたらよいかわからない。
動き始めてすぐに途方にくれました。
社会は複雑に絡まり合い、全容は見えない。
自分(たち)ばかりが頑張っているように感じました。

そんなときにあったこの講座。
同じように奮闘し、もがき、あがく仲間たちがいました。
同時に、行き詰って初めて「先人に学ぶ」大切さが身に沁みました。
「おかしいおかしい」と叫ぶだけでは何も進まない。
まず、社会がどこまで進んでいるのかを認識すること。
足りないことだけでなく足りていることは何かを知ること。
そう考えると、うまくいっていないことよりも
奮闘している人々の姿が視野に入るようになって、すごく気持ちが楽になりました。

3.研究者伊東美緒先生との出会い
「研究者」を知ることができたのが2016年の大きな学びのひとつです。
東京都健康長寿医療センターの伊東美緒先生とは全国老人福祉施設協議会の天野尊明さんを経由して出会いました。
お会いする前に著書を読んだらとてもすばらしかった。

伊東先生はリリムジカのことを気に入ってくださり、
老施協の調査研究助成事業を一緒に行うことに。

正直、今まで研究者に距離を置いていました。
「現実をどうするかなんて考えていないのではないか」
けれど、伊東先生と出会ってそれが全くの偏見だと気がつきました。

家族をもちながら全国をとびまわって働く姿にも、大いに刺激を受けました。


4.社会起業家特別セッションで井上英之さん(いのさん)の話を聞く(11月13日)
http://iysks.blog51.fc2.com/blog-entry-453.html
どんどん事業を動かしていきたい思いとは裏腹に、
夏から秋にかけては停滞していました。
プログラム実施現場の数にファシリテーターの体制が追いつかず、
新しく一緒に取り組む介護事業所が思ったように増えませんでした。

そんなときにETIC.から社会企業の経営層向けの研修に誘っていただきました。
ピアメンタリング、共創の機会をコンスタンスに差し込んでくるETIC.は本当にすばらしい。
いのさんが述べた以下のフレームワークは、とてもパワフルに私の中で動いています。
・じぶん、よのなか、しごと
・あたま、からだ、こころが刹那刹那でどうなっているか
・今の組織(自分)から考えるか、ニーズから考えるか

5.在宅医療カレッジ特別企画聴講(12月2日)
http://iysks.blog51.fc2.com/blog-date-201612.html
豪華登壇者の話を生で聴くことができました。
その場で手書きのメモをとり、地元駅の松屋で深夜2時にアップした書き起こしは、
439件のいいね!がつき、21件シェアされました。お会いしたことがない方からの
フェイスブック申請もたくさんいただきました。
内容に関して印象に残った点は2つ。
・老人福祉法は「高齢者をどう処遇するか」の法律ではない。高齢期の生き方を記した法律である。
・長期的には施設&病院から地域に生活と療養の場が移行する(話を聴いての管の予想)。
リリムジカでも去年くらいまでは「予防はあえてやらない」「施設に限る」というスタンスでいました。
けれど、この話を聴いて、現状プラスアルファではなく、
未来の社会をつくる仕事がしたい、と切に思いました。
2017年から、リリムジカは、地域に貢献するミュージックファシリテーターのコミュニティに進化します。

【どうしても足したいハイライト2つ】
5つじゃなくて7つじゃん!というツッコミ必至ですが、どうしても足したいので足します。

6.特別養護老人ホーム様での要介護度推移調査(10月20日)
「もし、参加群と非参加群で変化がなかったらどうしよう、、」
そう思って今まで調査に二の足を踏んでいました。
が、結果が出てなかったら出るように改善するまで。
そう覚悟して埼玉県の特別養護老人ホーム様で調査をしました。
3年間にわたる要介護度のデータがあり、
リリムジカ参加者と非参加者で要介護度の改善について
有意な差が出ました(参加者の方が改善率が高い)。
「ただ楽しいだけの仕事ではなかった」ことがわかり、涙しました。

7.東洋大学山本美香先生との出会い(11月15日)
データは出たものの、それをどう解釈するか、
活かしていくべきかは実はよくわかりませんでした。
そんなとき、西武信用金庫の担当者様(池田真一さん、小淵康博さん)の尽力により、
福祉や住宅政策が専門の山本先生と出会うことができました。
話の中で浮かんだキーワードが「研究グループ」。
研究グループ、、、これだ!
私の中でこの言葉が燦然と輝きました。
柏リハビリテーション学院の田村孝司先生が
「統計面で助けられる」とコメントくださったこともあり、
研究グループの組成に向けて準備を始めました。

2017年、私は以下の方向性に向かって全力で走ります。
・高齢者がより長く元気で幸せに暮らせるようにする
・社会の負債を減らして未来の子どもが豊かな環境で暮らせるようにする

2017年1月で、31歳になります。
大変なことも多い人生でしたが、2016年は今までで一番幸せな年でした。
一緒に暮らしている家族にただただ感謝です。

皆様2017年も、リリムジカと私をよろしくお願いいたします。
(何とかギリギリ2016年中に書き終えられてよかった!)

関係組織が連携し、減災を図る(防災訓練の取り組みから)

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実家近くの公園で防災のイベントをやっていた。
起震車(右の白っぽい車)とか人工呼吸の体験とか。

消防署、消防団、町内会・・・。いろんなジャンパーの人がいた。

消防署が主催なのだろうか。

受付の人にきいたら町内会の主催だった。
町内会が消防署や消防団、区に協力を得て年に1回行っている。

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そういえば消防団ってなんだっけ?消防署と違う??

消防団は、常勤の消防職員が勤務する消防署とは異なり、火災や大規模災害発生時に自宅や職場から現場へ駆けつけ、その地域での経験を活かした消火活動・救助活動を行う、非常勤特別職の地方公務員です。(消防庁のサイト)

なるほど。
なるほど。消防団は地域の人が集まっているのか。
全くの無償ではなく、報酬はいくらか出る。

日本に消防士は16万人いるのに対して、消防団員は86万人。(前掲サイト)

イベントに居た人の話だと、消防団員は地域の商店の人が多い。
普段からその地域にいるから。
違う地域に出勤するサラリーマンは少ない。

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無料の炊き出しもやっていた。これで人を呼ぶのだろうか。

「これも、いざというときの訓練なんですよ。普段は大人数の料理しないでしょ?」

なるほど!年に1回でもつくっているといざというときに勝手がわかる。
もちろん炊き出しを目当てに来る人もいるだろうが。

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告知は掲示板と回覧板で行っているとのこと。

運営の女性は「もう少し地域の人に関心もってきてもらえるといいんだけど。
災害は絶対にくるから。」と話していた。

たしかに関係組織以外の一般の人は少なく見えた。
主催、共催以外の方だと民生委員の方がいた。

その民生委員さんとは実家近くに住むおじいさんの話ができた。
その方が担当だった。
知っていることを少し話したら「話せてよかった!」と喜んでもらえた。


今まで意識していなかったが、こういった取り組みが
地域あることがとてもありがたいと思った。
減災のために、複数の組織が連携して活動している。

リリムジカでも、より大きな目的のために
「連携」を意識したらどのような動きができるだろうか。