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【 第2回 】 音楽療法講座には収容人数350人の会場に800人がつめかける

08年12月19日のエントリーの続きです。

福祉施設での音楽活動の成果が認められて始まった奈良市の音楽療法事業。
事業の中心である音楽療法検討委は、市民に音楽療法の情報を提供することから
はじめました。

1994年。

「まだまだ認知度の低い音楽療法に対して、市民はどのような反応をするのだろうか?」

奈良市の音楽療法検討委はその答えを探るべく、音楽療法の先進国である
オーストラリアから音楽療法士を招いて講演会を開催しました。日本でまだ
音楽療法のカリキュラムが存在していなかった当時、オーストラリアでは
すでに大学院のカリキュラムが整い、資格制度も存在していました。

講演会の実施は平日の昼間。市民だよりに情報を掲載する程度の告知でしたが、
会場にはなんと約800人もの市民が集まったのです。会場の収容人数が350人
でしたから、実に定員の2倍以上の人々が集まった計算になります。集まった
市民の中心は教育関係者や保護者だったそうです。

「なぜそれほど多くの人が集まったのか、理由は正確にはわからない」
当時をよく知る方の言葉が、印象的です。

あまりの反響の大きさから、たった2ヵ月後に再度同じ講師を招いて
講演会を行うにいたりました。今度は550人を収容できる会場で行いましたが、
その定員をも上回る約600人が会場につめかけたそうです。

このように市民が音楽療法に強い関心を持っていることがわかった検討委は、
報告書を作成し同年11月に市長へ提出。これを受けて、市のサービスとしての
音楽療法の導入が計画されることになりました。翌年には音楽療法審議委員会が
設置されました。

順調に見えた音楽療法事業の進展ですが、ここで大きな壁にあたります。
当時はまだ、音楽療法を実践できるサービスの担い手がほとんどいなかったのです。

奈良市は市民の期待にこたえるため、なんと独自で体系的な教育カリキュラムを
組み上げます。その取り組みは全国初。次回はそこで行われた奈良市の
努力について書こうと思います。どうぞお楽しみに。
福祉施設での音楽活動の成果が認められて始まった奈良市の音楽療法事業。「まだまだ認知度の低い音楽療法に対して、市民はどのような反応をするのだろうか?」という問いの答えを探るべく、奈良市の音楽療法検討委は音楽療法先進国のオーストラリアから講師を招いて講演会を開きます。
コメント

奈良市音楽療法推進室の歩みについて

あけましておめでとうございます。
ずっと以前から、なぜ奈良市と岐阜県だけ独自に音楽療法士を認定できるようになったのか興味を持っていました。
今回の記事とても参考になりました。ありがとうごさいます。
これからも取材を続けて、有意義な情報をたくさん発信してください。
弊社も音楽レクリエーションからはじめ、ゆっくりと音楽の輪を広げていこうと思っています。
貴社の発展を心よりお祈りしています。

コメントありがとうございます!

記事がご参考になり、幸いです。音楽療法士の方々が勇気をもって現場を開拓していけるよう、これからも役立ちそうなことを書いていこうと思っています。

本年も、どうぞよろしくお願いいたします。
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