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障がい児の親の気持ちを知りたいと思ったときに読む本

障害児の親から健常児の親へ―統合保育が当たり前の世の中になることを願って

他のジャンルの本を含めて、これほど多く生の声を掲載した本を始めて見た。
目次からあとがきまで199ページ。そのうちの106ページ、実に半分以上が
保護者のアンケートで成り立っている。

1.子どもに障害があるとわかった時の気持ち。
・まさかうちの子が……信じられない、ウソだ。頭の中が真っ白になってしまい、何も考えられなかった。しばらくの間、全身の力が抜けてしまったような状態になった。
・何となくわかっていたし、覚悟もできていたのだが、専門家に断定された時はさすがにショックで、その日一晩泣き明かした。(15ページ)

2.人から言われて傷ついた言葉とその理由
・「かわいそう」とか「大変ねぇ」と言われた時。〔同情されるのは、いや。〕(20ページ)
・事実を全面的に受け入れられないときには、たとえ専門的な立場の人であっても、原因とか子どもの様子とか根ほり葉ほり聞かれるのは嫌だった。突然大きな声で「やめて!」と言ってしまいたいほどの時もあった。(25ページ)

3.人から言われて励みになった言葉
・「子どもが素直で良い子に育っている」と言われた時、とても嬉しい。(26ページ)
・何年か会わなかった子どもの同級生やお母さんに、挨拶より先に「○○ちゃん、元気でやっていますか」と声をかけられたこと。(28ページ)

5.子育てをしていて感動したこと
・疲れきって、ボロボロになって一人で泣いていたら、障害児である我が子が、庭から雑草の花を両手いっぱいに摘んできてくれたこと(3歳くらいのときでした)。今でもその時のことを思い出だすと涙が出ます。一生忘れないでしょう。(34ページ)
・あまりなく、ただただ一生懸命なだけです。失望の方が多いです。(同じく34ページ)
・小学校4年ぐらいまでほとんど言葉らしいものを言わなかったのが、ある日突然「おーい、おーい、北海道」とはっきり言った時。「ウッソー!誰、今言ったの?」という感じで、それからは徐々に「お母さん」と言うことも。その他にも発音は悪いんですが、何でも言えます。今では「お母たん、お母たん」とすごくうるさいです。(36ページ)

言うまでもなく、保護者の気持ちは人それぞれだ。同じ言葉でも、状況によって
気持ちを傷つけたり励ましたりする。相手の気持ちを傷つけるリスクは、決して
なくなることはない。それでも、何も知らないまま適当な言葉を言い放つ前に、
予め事例を把握しておくことは決して無駄ではないと思う。

統合保育を実践する淵野辺保育園のホームページ
http://www.aiikukai.or.jp/fuchinobe/index.htm


※追記  ブログのタイトル、すっきりさせてみました。
「障害児の親から健常児の親へ」(石井利香 編) この本の半分以上は障害のある子を育てる親へのアンケートでしめられている。言うまでもなく、人の気持ちはそれぞれだ。それでも何も知らないまま適当な言葉をかけて相手を傷つける前に、予め事例を把握しておくことは決して無駄ではないと思う。
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