音楽療法士よりも音楽療法のことを考えている方

音楽療法を採用する介護施設には、ただ時間を埋めるのが目的だったり
内容自体にはさして関心のないケースが、少なからずある。

しかし、今日お会いした介護事業者の長は違った。

今までお会いしてきたどの方よりも、自身のデイサービスで
音楽療法をどう活かしていくか、ということに真剣な方だった。


このデイでは、開設以来毎週、音楽療法が行われている。

音楽療法のある日には固定のメンバーが集まり、年に1度は
400~500人規模のホールでコンサートも行う。

コンサートではもちろん、利用者さんたちが楽器の演奏を行う。

演奏に出るメンバーは「自分の音が抜けると曲が成り立たないから、
コンサートの日までは絶対に死ねない」となる。

まさに音楽療法の重要な目的の一つであるQOLの向上が
なされていることがわかる。

音楽療法に対する力の入れ方は報酬にも現れている。

このデイには多くのボランティアが集まっているが、仕事として
成り立つレベルの報酬を支払っているのは音楽療法だけだ。


それゆえに、この長はとにかく厳しい。

楽器の使い方、セッション中の語りについてもチェックを
入れるし、それをどんどん音楽療法士に伝える。

「セッションでの回想に期待しているのに、適当な会話を
入れるだけだったら意味ないわよ」


この事業者様と一緒に仕事ができるかどうかは
まだわからないが、話をしていて思った。

お客様の本気に、本気で応える。
お客様を本気にできるよう、本気で現場を運営する。

それこそが、音楽療法の世界を切り拓く我々の使命である、と。
音楽療法を採用する介護施設には、ただ時間を埋めるのが目的だったり内容自体にはさして関心のないケースが、少なからずある。しかし、今日お会いした介護事業者の長は違った。今までお会いしてきたどの方よりも、自身のデイサービスで音楽療法をどう活かしていくか、ということに真剣な方だった。
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