おばあちゃんたちは、見ているしわかっている

デイサービスや老人ホームを訪問することが多々、ある。
リリムジカのサービスを紹介するときであったり、
利用者さんの様子、状況をうかがうときであったり。

そんなとき一番ドキッとするのは施設長と対面するときでもなく、
サービスについてガシガシ聞かれるときでもなく、おじいちゃんおばあちゃんに
「あんた、昼間っからこんなところに何しに来たの?」と聞かれるときだ。

「ボランティアさんかい?」「業者さんかい?」

私はもし自分がおじいちゃんおばあちゃんの立場だったら
「ボランティア」という曖昧な存在と打ち解けるには時間がかかる。
だいたい「ボランティアだから来ました」は理由になってない。
モノを売りつけにくる業者さんとは、話したいとも思わない。

だから、必死に考えて、身分の説明をする。

「今日はお祭りだって聞いて。カキ氷食べたいから手伝いにきました。」
「これからみなさんと一緒に音楽のプログラムをするんですけど、
何をやったら楽しいかわからないから、聞きにきたんです。」

ここで気をつけなければならないのは、
あまりにもちゃらんぽらんな返答はNGだということ。

一度答えにつまって、「今日はいい天気だからふらふら遊びにきました」と言ったら
ちょうど通りかかった職員さんに聞かれた。思いっきり変な顔をされた。そりゃそーだ。


あと、おばあちゃんたちに「こんなばばぁばっかりのところに来て
何が楽しいの?」と聞かれたときもスベると後が大変。

過去に「いやぁ、そんなことないですよ!」とフォローしたことがあるが、
怪訝そうな顔をされて終わった。話が全く続かなくなった。
彼女たちは「頭もよく回らない自分たちと話をして楽しいはずなんかない」と
思いこんでいる。それを否定したところで、彼女たちの信頼は得られないわけだ。

「ほんとそうですよね~。みなさんがあと50年若いと私も楽しいんですけど。」とか
「仕事だからしょうがないんですよ~。どうか相手してください。」とか
軽く毒吐きながら話題をそらすとよいのでは、というのが最近の考え。

 
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