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音楽療法におけるハーモニカ演奏が自己表現の機会となる(論文より)

こんにちは、管です。
先日栃木県の社会福祉法人さんに声をかけていただきました。

「新聞でリリムジカを知りました。音楽療法に関心がある。」

これは嬉しい!

そう思って今週火曜日、柴田と訪ねてきました。
そこで理事長から以下のお話をいただきました。

「せっかく音楽療法をやるのだから、効果を目に見えるかたちにしたい。」


介護事業所が増えていく環境下、
自社デイサービスの特長を明確にしたい。

音楽療法を取り入れるとするならば、単に実施するだけでなく、
その成果をわかりやすく家族に伝えたい。

という主旨だと解釈しています。


今まで私たちは次のように考えていました。

音楽療法の目的は人それぞれ。

たくさん歌った方が楽しい人もいれば、
聴いている方が楽しい人もいる。

どんどん歌いたい人もいれば、歌わないけど話がしたい人もいる。

だから、コレと決めてデータをとっていくのは
そぐわないことではないだろうか。


しかし、今回理事長の話を聞いて、自分なりに考えなおしました。

何か目標をたてる。それについて丁寧に取り組み、
結果をふりかえっていく。

この取り組み自体は必要。

数値やデータを参加者本人やご家族の幸福、
職員や音楽療法士の達成感につながるよう運用する。

そうすれば、これは私たちが目指す
「一人ひとりの想いにそった心地よい音楽の時間をつくる」
という方向性に反しない、と考えました。


それで、他のセラピストはどのように内容を深めているのだろう。

久々~に、、

「高齢者 音楽療法 論文」で検索してみました。


そうしたら特養での取り組みが出てきました。


『なじみの音楽』が認知症高齢者に及ぼす改善効果(坂下正幸)
 

非常勤の音楽療法士として特養でセッションを行う坂下氏。

音楽療法の実施において、対象者の生活歴を知ったうえで
対象者の視点に立って音楽療法を展開するべきと考えます。


坂下氏は男性利用者A氏が長年ハーモニカをたしなんでいたことに着目。
セッションに彼のハーモニカ演奏を取り入れ経過をみました。

初期のころはハーモニカ演奏が心理的な負担になることもあった。

しかし回数を重ねることでA氏はアレンジをして演奏したり、
「ハーモニカの神様」を自称したりするようになった。

坂下氏はこのことを「クライエントとセラピストの相互作用の中で
自己肯定感を高め、A氏にとって<サポートする環境>を提供することが
社会性の維持につながり、終結的には自己実現のプロセスを踏んだ
のではないかと考えられる。」と結んでいます。


一人の人物に着目して、丁寧にレポートしている点が、
誠実でいい研究だな、と感じました。


リリムジカのセッションでも、
日ごろから参加者一人ひとりについて施設職員様と
記録をとっています。

継続してセッションを行った結果どのような変化や成果が起きているか、
あらためてふりかえってみたいと考えています。
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