イベントに参加してモヤモヤしてピカッとした話

人からアドバイスを受けるのは苦手だ。

そのアイデアずいぶん前に考えたよ。
これはもう試した。
あれはコストかかりすぎ。
実現できたら苦労はしない。

いちいちジャッジしてしまう。

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昨日は日本ファシリテーション協会(FAJ)という団体のイベントに行ってきました。
FAJは会員1700人。
しかも専従職員なし。
ニックネームで呼び合っているからお互い素性は知らないが、
きいていくと大手企業の役員や書籍を何冊も書いている人がウヨウヨいる結社。

昨日のイベントにも、200人以上の人が集まりました。遠くは岡山から!
約半分が会員、もう半分が非会員です。

午前は7名1組になり、カマコン初代ファシリテーター本多さんによるセッション。
午後は7つの分科会にわかれて3時間みっちりセッション。
最後に全体に戻って振り返りという段取りでした。
私なりに感じたまなびを共有します。


そう、私は午前のセッションのあと、モヤモヤしていました。
午前は7人1組のチーム。
椅子だけ出して、円になって座る。

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舞台の上で例をやってもらえました。

「あなたが今抱えている問題は何ですか?」
チームに向けて話すことを求められた。

「どうしたら、私たちが行かない日もお年寄りがたのしく暮らせるかです。」
チームのほかのみんなもそれぞれ話す。

「では、問題を1つ選んでブレストしましょう。」
(せっかくだから選ばれたいな~)

「かんさんの、面白いと思います」チームの一人が私を指した。
(よっしゃ!)

ブレストが始まった。
いきおい、アイデアは私に向かう。たくさん出て嬉しい。
でも、なぜだろう。だんだん苦しくなった。
言われるほど、自分に向けてのアドバイスに聞こえてくる。

(あれやったらどうですか?)
(これやったらどうですか?)
(どうしてこんなこともまだ取り組めてないんですか?)
ただアイデアを言っているだけなのに!

嬉しいし、有難い。
けど、、、正直重いぜ。

午前のセッションのあと、全体の振り返りがありました。
あるチームの方がいいました。
「どんどん盛り上がって、顔があがって晴れやかになるのがわかりました。素晴らしかったです。」
その方は、たぶん、本心だったと思う。

けど、いやいやいや。
そうじゃない人もいるんですよ。

手をあげた。

「有難かったです。けど、だんだん自分がみんなに
相談しているみたいに思えてきて、
みんなに助けられている感じ。
対等じゃない。自分がちょっと下な関係?
もらったアイデアを、気が付いたらジャッジしている自分がいる。
受け止められていません。モヤモヤしています」

モヤモヤしたまま分科会へ。
選ぶ前は、あえて7つのうち一番関心が薄いものにしようと思っていた。

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けど、インプロ分科会の紹介をしたサクサクさんが魅力的で、インプロの分科会を選んだ。

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自分が変わって・・・、未来が変わる!

ほかの人がプレゼンしている間、壇の左端で
あたたかく観察しているサクサクさんのまなざしが、またよかった。

分科会の会場に行ったら、ファシリテーターはサクサクさんではなく、
べしさん(ニックネーム)という男性だった。しかもフェミニンである。
あとでJFAの方に聞いたら、人間には3種類いるとのこと。男子・女子・べし。なんと!

べしさんのファシリテートはすさまじかった。
初めて会う人とハイタッチ。
2人組でペンの端と端をひとさし指で押さえる。
落ちないように落ちないように!
LeaderとReader なるほどそういうことか。
オファーとアクセプト。
投げかける自分。受け止める相手。投げかける相手。受け止める自分。
声で、視線で、体の動きで。
輪になってどんどん続く連想ゲーム。
1つの言葉から、7つ言葉を連想して!

ジャッジしているひまがない。ずっと当事者。

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グラレコの人がやったワークを記録してくださいました。

最後は4人組みになって、1分で桃太郎を演じた。
同じチームになった50歳なかばのおじさんが桃になって流れてきた。
ぱっかーん!おじさんは最初、太郎をほかの人にゆずろうと思ったらしい。
でも、割れてしまった。いきおい、そのまま桃太郎になった!

おじさんの桃太郎にご飯をたべさせる私。
なぜか突如「酒をもってこーい!」と言い出す桃太郎。
なんじゃそれ。話を進めていかねばならない。なにせ時間制限1分間。
私は、鬼になった。
さっきまで静かだった女性がきじと犬になった。
おじさんが僕を切りつける。私は倒れた。
Fin.

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集合写真では消しゴムになってみた。

こんなことやっていたら、午前のモヤモヤはすっかり晴れた。
なんというか、人生が楽しかった。

最後、全体に戻って振り返り。
ほかの分科会に参加した人の言葉にハッとした。

その人が参加したのは「強みを知る」というワーク。
まず、憧れの人を挙げる。
その人と自分を比べる。
自分が「足りない」と思っている点が見えてくる。
それを書く。「飽きっぽい」
壁にはる。
ほかの人が、壁にはった「飽きっぽい」を見る。
問いかけがあった。
「もしこれをポジティブに言い換えるなら?」
好奇心旺盛!

そのワークに参加した人が言った。
「もし直接自分に向かって『それっていろいろなことに興味があるってことじゃない?』と言われても
受けとめにくい。けど、壁にはってある言葉への言及なら、なるほどと思える。」

そうか!午前、アイデアをいちいちアドバイスに思ってしまったのは、
自分に向けてのものと思ったからか。

もし、「私の課題」ではなく「みんなが見ている課題」に対するアイデアであれば、
ジャッジモードにならなかった。
むしろ、みんなで考えてゴールに近づく感覚が味わえたかも!

最後、今日のまなびを書く時間があった。
書いた。

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進行から「チームのメンバーからアドバイスをもらうよう」提案があった。
将来的にはできるかもしれないけど、今はちょっとむり。
私へのアドバイスと思ったら、きっと私はジャッジしようとしてしまうだろう。

「アドバイスをもらったら『ありがとう』と言ってくださいね」ともう一つ提案。
それも、ちょっときびしい。ジャッジモードになったら感謝できない。いやだなぁ。

どうしたらいいか、考えた。
自分がまなびの紙を持つから、「自分へのアドバイス」と思ってしまう。
ならば、ほかの人に紙を持ってもらおう。

チームメンバーに頼んで、自分が書いた紙を渡した。
「ちょっとこれ、みんなの前に出してください」
「アドバイスはその紙に向かってお願いします。」

すると、変化!紙に向かって感想を述べあうチームの仲間たち。
午前に感じたような「申し訳なさ」や「ジャッジ」は感じにくかった。
「へ~」とか「ほ~」とか、客観的に聞けた。

チームにNLPの人がいて教えてくれた。
「心と体はつながっている。私も個人セッションをするとき使います。直接その人に向けて話すのではない。
たとえば人形をつかう。『今のあなたが仰ったこと、もしこの人形が言ったらどう思いますか?』」

課題が自分からはがれていく。はがしていく。
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