社会起業家特別講座1日目

昨日、NTTdocomo が主催し ETIC.が事務局を担う社会起業家特別講座に参加しました。2日連続の講座で、昨日はその1日目です。

参加した動機は「今のまま事業を拡大して本当に社会が変わるのか」「ありたい未来から逆算して行動すべきではないか」というモヤモヤがあったからです。告知ページで「社会を動かす計画を作る」という言葉があり、「これだ!」と思いました。

居合わせて感じたことを言葉として刻もうと思います。

160310_01.jpg
ドコモのCSRの方。
何年助手席にいても運転は覚えられない。だから、ドコモでも社員を子会社の社長にするなどどんどん出している。

160310_02.jpg
右が宮城さん。低いテンション。テンションが低いおかげで、びっくりせず場に入れた。ローテンションの職人芸。

左が川北さん。宮城さんから「時折厳しい川北さん」と紹介されて、「いつもじゃない?」と返す。
2日間を覚悟した。のぞむところだ!

160310_04.jpg
まず、テーブルで自己紹介。自分が何者で、この講座でどのような変化を得たいか。

160310_03.jpg

早速、怒涛のレクチャー!

・お題が正しければそれでよいのか?
・日本の課題は人類が初めて直面する課題。例えば高齢化率3割の社会。
・どうせやるなら、早く、楽しく取り組みたいよね
・どんな活動をするかではなく、社会を変える仕組みをつくろう
・最近では、日本海側の自治会から助けを求められることがある
・NPOはイベント型(年に1回の○○)であっても許される。
・しかし、毎日の生活に困っている。直結している人たちがいる。
・「楽しい」で終わりにせず、誰のためにどう役に立っているのかを明確にする
・1970年代は社会に伸びしろがあった。「あると良いよね」というものがウケた。有機農業、ユニバーサルデザイン。
・今は厳しい時代。選択肢の幅が狭い。人によって優先順位が違う。あれもこれも手を付けるゆとりがない。
・2000年代は、社会にチャレンジするだけで応援された時代。今プレーヤーが増えて選ばれる時代。
・当事者意識大事。思い込み大事。でも、自分の方法が絶対だと思ったらアウト。
・同じガン患者でも傷んでいるところは様々
・今求められていることから、これから求められることに目を向ける
・自分の仕事を大きくしたいのか、早く世の中が変わることを喜びたいのか
・ときには先輩に修行をさせてもらうことも不可欠
・先輩と組める状態になっているか
・こだわるべきポイントは、内側?外側?もし自分を社会変革のための道具とおもうならば外側ではないか?
・もし拡大だけをめざすなら、ふつうのVCに頼めばよい。
・社会を変えたいのならば、活動を大きくすることが成果であるかを疑う。
・「良さそうなことをしたいだけ」ならば、飽きてやめることがゆるされる
・「こんな社会にしたいんです。よそがここをやっているので、うちはここをやります」というスタンス
・必ずしも、自分がスキルのスペシャリストである必要はない
・不得意な領域はできる人に任せる
・大きな現場があり、その中に小さな現場がある。
・オペレーターではなくプロデューサーになろう
・対象者は自分の未来を知らない
・私たちは権限はないが、このままいくとどうなるか、未来を知っている
・いかに顧客の判断を間違わせないか
・一歩先のプログラムは売れない。
・20年前に「NPOの経営」(正確な名前は失念)という本を売ったら全然売れなかった
・川北さんは「すごく大事!」と思ったのに。
・半歩先に咀嚼する必要がある
・人によって重要視する点が異なる
・経営者は「他社との連携」など大きな話題を好み、スタッフは「会議の進め方」を経営者に学んでほしいと思った
・そのときに「連携方法とは?」というセミナーをうち、その中に「会議の進め方」を混ぜる。
・名づけて羊頭狗肉作戦。これができると、経営者も満足するし、送り出したスタッフも満足する
・相手がほしいと思ったことを前だししてあとに、本当に役に立つことを置いておく
・本人はウォンツは持っていても自分の本当のニーズに気づいていない
・本人の希望とまわりが本人に期待するニーズはちがう
・どう言われると「彼ら」は動かざるを得ないのか。
・市議に訴えるとき。たとえ彼らのメインの支持層でなかったとしても、その市に不可欠な人たちだとする。その人たちの声を集約する。

160310_05.jpg
・当事者がいかに社会とのつながりがうすくなっているか
・つながりを強くするのが私たちの仕事
・この当事者に起きていることの深刻さと普遍性を、情念ではなく事実に基づいて合理的に説明できるか
・対象がおかれている状況を社会に発信する
・もしかしたら、今していることは社会の矛盾の後始末かもしれない。
・本来やるべきことは、仕組みづくりと提案では
・反射的対応から仕組みづくりへ。
・自分たちが想像しているよりも早いスピードで変化を起こす(起きる?)

160310_06.jpg
・ニーズの多様性と深さを知っているか
・全体像がわかっていないから交渉のテーブルに乗れなかった。
・拡大ではなく進化する
・事業とは目標を合理的に実現するプロセス
・何人必要としていて何人に届いていないのか
・かぞえるくらべるたずねる。くらべるのは相手に相場観を教えてあげるため。(ドコモに「あとの2社はやっていますよ」とか「あとの2社はまだやってなくて、やったら先駆者ですよ」とか)
・思いつくところではなく実証するプロセスに価値
・その調査結果がほしいのは誰か。その人に委託してもらって調査してもよい

160310_07.jpg
ここまでで、「大切」と思ったことと「もうちょっと知りたい」と思ったことの整理。
・3億円で良いのですか?というのは、阪神大震災のときに無保険の外国人が入院して医療費が実費になる恐れがあったときの話。
・入院している外国人をしらべてどれくらいお金がかかるか集約した。3億円だった。ちょうど厚労省では4000億円の財源等の話をしていた。3億円は誤差の範囲ということで通った

160310_08.jpg
ここから、ワーク!左が理想で右が現実。
この配置にも意味があるのかも。
よく、右に理想を書くが、ここは左が理想。
「本来すでにできていること」と無意識に思える配置なのかも。

160310_09.jpg
中央に、理想と現実を書く。まわりにテーブルの仲間が質問を書いてくれる。
それに対して細いペンでアンサー!

本当は認知症で困る人を減らせるはずなのに増える。

160310_10.jpg
本当は介護に使う社会保障給付費を減らせるはずなのに増える。

160310_11.jpg
本当はより大きな問題に取り組む勇気があるはずなのにもじもじ。

160310_12.jpg
ここまでのまとめ。大きな問題を大きいままとらえて苦しんでいた。咀嚼しよう。

みんながコメントをくれた。

160310_13.jpg
同じテーブルになった仲間たち。
子どもの自信
NPOの広報
気仙沼の若者
オルタナティブスクール
がテーマ。

160310_14.jpg
午後は先輩社会起業家のトークセッション。
犬や猫の殺処分問題に取り組む奥田さん(右)
子どもの貧困の連鎖を断ち切る今井さん(左)

・自分の専門性のわくぐみを、仕組みを活かして問題をとらえる
・ペット屋さんも「槍玉にあげられる」不安を持っていた
・対立構造ではなく研究仲間になる
・一緒に解決したいです。どうしましょうか?
・検定や認証は便利だが内輪になるリスク
・初期顧客を囲い込むのではなくオープンプラットフォームをつくる
・仕組みができると一般の人の関与が離れる
・自社の効果を言えば言うほど、「自分のやり方」押しになる
・マルかバツかではなく、「こういうオプションはいかがですか?」

160310_15.jpg
事業中心ではなく課題解決中心。

160310_16.jpg
どうやって自殺に至るか。

160310_17.jpg
1日目の最後は調査計画。
・もし今自分たちが提供しているサービスと相手にとって優先度の高い関心がちがったら?→羊頭狗肉作戦!
160310_18.jpg
だんだん、大きなところから具体的なところに落ちてきた。でも、まだモヤモヤが足りない気がする。

2日目もがんばるぞー!
コメント
コメントの投稿(管理者の承認の後、反映されます)
管理者にだけ表示を許可する