面接に来てくださった方にお話する留意事項

○○さん、本日は面接においでくださりありがとうございます。
時間は1時間~2時間程度です。
今日は○○さんのことをいろいろお聞きしたいと思います。

面接をはじめる前に、4点ご留意いただきたいことがあります。
おそれいりますが、お聞きいただけますか。

1点目。会社の電話は私の携帯に転送されます。
面接の途中でも、かかってきたら電話に出ます。
おそれいりますが、ご了承のほどよろしくお願いいたします。

2点目。面接というと、「自分の良いところを見せないといけない」
「どれだけがんばってきたかを話さないといけない」と思っている方が一定数います。
お気持ちとてもよくわかります。

ただ今日の面接では、そのままの○○さんで居ていただけますか。
わからない質問があったら無理にこたえようとせず
「考えたことがなかったです」とか「少し時間をもらえますか」などと
おっしゃっていただけたらと思います。

素の○○さんで居ていただきたいのです。

どうして素の○○さんで居てほしいか。
それは、リリムジカの仕事のときに素の○○さんで居てほしいからです。

私は、そこにいる誰もが素になれる場をつくっていきたいです。
人は、素でいる人を見て安心し、素になります。
だから○○さんには、関わる人それぞれの思いを感じながら、
○○さん自身が望むありのままの○○さんで居てほしいのです。

「仕事だから○○しなきゃいけない」
「お金をもらって働く以上○○すべきだ」
という、自分の外にある常識にしばられるのではなく。

それから、もしかしたら質問に対して
「答えたくない」と感じることもあるかもしれません。
○○さんが「開けたくない」と思う記憶のふたを、
私が開けようとするかもしれないからです。

そのとき○○さんが「話したい」と感じたら、ぜひ話したいことを話していただきたいです。
一方で「今は話したくない」と感じたら、その思いを遠慮なくおっしゃってください。
○○さんの気持ちを受けとめます。

3点目。浮かんだ質問、感じた疑問はどんなことでも、都度お話ください。
もしかしたら「面接でこんなことを聞いて良いのかしら」と思うかもしれません。
しかし私としては、どんなことでも聞いてほしいのです。
○○さんが仕事や会社、私自身に対して関心を持ってくださることそのものが嬉しいからです。
避けたいのは「実はあのとき疑問に思ったけど言えなかった」という状態です。
私としても、質問しやすい雰囲気づくりにつとめます。
面接という場ではありますが、私は「会話」がしたいです。

4点目。これは私自身の特性に関するものです。
私はおそらく一般的な人よりも「感じたことをそのまま口に出してしまう」傾向が強いです。
失礼が無いように心がけていますが、ちょくちょく不要な発言をしてしまいます。
過去にも面接で大変失礼なことを話したことがありました。
その瞬間自分では気づかず、後日指摘されて初めて気がつきました。

なるべく避けようとは思っていますが、もしかしたら今日も○○さんに
何か失礼なことを話してしまうかもしれません。
もし「いやだ」と感じる発言があったら、「今のは失礼です」とか
「このような言い方は嬉しくありません」とかお話いただけますか?
私の特性にわざわざご対応いただくこと、
恐縮ではありますがどうかよろしくお願いいたします。

前置きが長くなって恐れいります。それでは、よろしくお願いいたします。

――

リリムジカでは2016年12月現在、私含めて21名の仲間が働いています。
ほとんどのメンバーとは3か月に1度しか顔をあわせません。
この条件で、どうやって安心して働ける環境をつくるか。
手段のひとつが、面接のタイミングで「聴き切る」ことです。

何かで読んだか、自分の実感なのかは定かではないのですが、
相手を信頼するかしないかは、
相手が何を話したかではなく、相手に何を話したかで決まります。

自分の価値基準やルーツにかかわること。
普段は話さないようなことを話し、受けとめてもらえる。
「この人には深いことも安心して話せる」
このことが相手に対する信頼につながると、私は考えます。

この状態をめざすために面接の段階で「聴き切る」ことを心がけています。

私にとって面接は、相手とはたらくかを決める場であると同時に、
相手に私を信頼してもらえるかが決まるチャレンジの場でもあります。

今までの面接で、気持ちや感情を話してくれたメンバーのみんなに感謝です。
明日も面接があります。楽しく会話ができたらいいなと思います。
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