強くあたたかい組織をつくるには?

2013年にはたった4人だったリリムジカ。
毎年5名~6名メンバーが増えて、
今は運営チーム3名、ファシリテーター21名のコミュニティになりました。
地域は東京神奈川千葉埼玉栃木に加えて大阪。
年齢は20代~60代。
今年も5~6名増える見込みです。

そんな中、コミュニティとしてのリリムジカはどうだろう?
音楽×高齢者という分野への前向きさ。OK。
プロ意識。OK。
ミッション理解と共感。正直、不安もなくはない、、。

リリムジカを、もっと、いいコミュニティにしたい。
ヒントがほしいと思って、CRファクトリーのコミュニティフォーラム2017に参加してきました。

ヒント満載でしたので、メモをのこします。

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CRファクトリー代表の呉(ご)さんの基調講演。
目的のために人を手段にしすぎていないか。
人に寄り添いすぎて成果や成長スピードが鈍っていないか。

今の私の自己評価はやや後者。

あと、コミュニティの基本構造。
精鋭タイプか多様タイプか。
前者は甲子園目指す野球部。後者は誰でも入れるグループ。

リリムジカは前者。
けど、均質では発想が限られてしまう。
意識の高い集団でありながら、多様性を可視化し続けたい。

現時点でも年齢様々、地域様々。
未婚、既婚、離婚。子どもあり。子どもなし。
性別の壁も越えたい。今は女性だけなので。

あと、神奈川県横浜市戸塚区で活動するこまちぷらす代表の森さん。
多様な人材が関わる。けれど、カフェで提供する1250円のランチの質は下げたくない。
だから徹底した研修。けど、運営はオープン。
毎月代表がビデオメッセージをつくっている。この努力すごい。

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基調講演のあとは分科会。
かものはしプロジェクトの本木さん。

村田さん、青木さんのお話はきいたことがあったけど、本木さんは初めて。
落ち着いた物腰。ぶれない目。修羅場を乗り越えてきたオーラを感じた。

お話では「ミッション原理主義」が心に残りました。

「子どもが売られない社会をつくる」が不動のミッション。
だから、IT事業では解決につながらないと思ったときに撤退した。
カンボジアで問題が解決に向かったときに、インドに目が向いた。
カンボジアでの事業をやめる決断もできた。

もちろん、いつも迷わなかったわけではない。
インドに向かうとき、寄付をしてくれる支援者が理解してくれるか不安があった。
総会で話した。
話してすっきり。応援してくれる人の気持ちがどこを向いているかわかった。
ぐっとインドに突入できた。

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仕事をはやく進めるための議論。
仕事をとおくに進めるための対話。

対話だけだと何も生産されない。
議論ばかりだと「人はツール」になってしまう。モチベーションが下がる。

かものはしでは最初の10年は議論中心だった。
最近は対話に寄りすぎていると感じている。

では、いつ対話をすべきか。
団体内で喧嘩、人間関係の問題、給与に関する不満が出たときとか。

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対話を重ねると、結果として組織を飛び出す人も出てくる。
正直寂しい。けど、より大きな社会システムに深く働き掛け、社会を育てるという価値観がある。

なんて素敵!

リリムジカのメンバーも、魂とつながるような自分ミッションが見つかったら、
ぜひぜひ、飛び出してほしい。もちろんリリムジカと相乗効果が見込めるならば
平行してはたらいてもらえたらうれしい。実際そういう人もいるし。

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続いて民間学童保育事業を営むチャンスフォーオール(CFA)の中山さん。

「生まれ育った家庭や環境でその後の人生が左右されない社会」
をつくるのがミッション。

毎年倍々で運営施設が増えている。
優秀な人に長く働いてもらうために全員正社員。
求人難のところ倍率6倍。

ただ、急拡大のひずみもある。
社会を変えたいではなく「子どもが好き」「学童がやりたい」が
スタートの職員。どうミッションに意識を向けていくか。

おぉ、そうか!最初からミッションにフルコミットしている人材でなくてもいいのか。
リリムジカもこのパターンに近いかも。
「自分の音楽能力を活かしたい」が入口の方も結構いると思う。
このキーワードで募集もかけているわけですし。。

さてさてCFAがどうやって職員の気持ちをミッションに向けていくか。
1.厳しい採用
面接の時点で「どういうふうに生きていきたいか」を聞く。
現場訪問最大3日間。

おっ、リリムジカと近い・・・!

2.WELCOME研修
価値観や文化を伝える。それを、今いる先生たちが説明する。
新しい先生にとっても、今いる先生にも勉強になる。
普段現場にいると理念を忘れがちなわけで、、。

これはリリムジカあまりできていない。
実習を担当する先輩ファシリテーターは話す機会があるけれど、
理念についてはあまり話していないかも。
考えは語って、アウトプットしてこそ、身につくもの。

3.トリプル3
3days 3weeks 3month で面談の機会を設ける
私たちはあなたの味方です、と伝える。
入職4日目で来られなくなったスタッフがいた。
面談をした。なぜつらいか本人もわからない。
話をしていった。実は、交通費の申請の仕方がわからなかった。
夏休みの働く時間がわからず不安だった。
現場にいると、ちょっとしたことが聞けないもの。
話していったら、表情がやわらいだ。今もそのスタッフは働いている。

それから、絶対的な価値観として以下2つ。
・それはこどものためになっているか
・発言したことで不利になることはない

何度も伝えている。

前者について質疑応答で「でも、採算取れないアイデアはどうするんですか?」と聞いた。
「採算は、考えません。それがこどものためになることならば、お金は集めます」と中山さん。

お、漢だ、、。私は、採算ロックがかかっていた気がする。。

後者について、実は、なんでも発言して良いのは大変。
言って、できないことはない。できることは、やるべき。
思うことがあるならばださなければいけないし話さなきゃいけない。

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3つ大事なこと。
印象に残ったのは3番目。
自分のため、がこどものため。
CFAのためにがんばるのではなく、自分のためにがんばるという考えを持ってもらう。

これはリリムジカも近い。
リリムジカのためにがんばってほしいのではない。(組織を好きでいてくれるのは嬉しいけど!)
おとしよりのためにがんばってもらいたい。

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1つめの分科会ラストはチャリティーサンタ事務局長の城田さん。あだなはパンチ。
学生時代にサークルの先輩に「お前パンチな」と呼ばれてパンチになった。
最初はげげ~だったが、思いのほか愛されるあだ名になって好きになった。

チャリティーサンタは、ジョインするまでの敷居が低い。
基本的には誰でも参加できる。

2016年は約1700人ボランティアサンタ。
活動が広がると一人ひとりを大事にしにくいのは事実。
支部の活動を頑張ってくれる人に感謝を伝える。悩みがあったら聞く。

一気に増えて、クオリティが落ちたことがある。
全国合宿で、浸透させることに取り組む。

ボランティアは活動を広めたい。
事務局は事業を進めたい。
ボランティアと事務局が違う方向を向くこともある。
代表に意見を言える機会をつくる。
ちゃんと聞く、と言う姿勢。そのとおりにするかは別として。
意見を吸い上げて決めていく。

リリムジカは、みんなが代表に話せる公の機会が遅れていたと思う。
個別に来た話を、まとめて周知してはいたけれど。

前回のFT会で、たまたまコンテンツが空いて質問コーナーができた。
すぐに解決できない話もあがったけれど、FT会後のアンケートでは質問コーナーの評判がよかった。

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分科会2!高校生にキャリア授業を行う2団体。
写真は群馬で活動するDNAの沼田さん。
ずっと北海道の実家で暮らして大学から群馬に来た沼田さん。
最初の1年、なじめず引きこもった。バイト先でも無表情。
そんなときバイト先の先輩が声かけ。
「沼田くん、洗い物助かったよ!」
「沼田君のおかげで仕事がやりやすかったよ!」
ものすごくうれしかった。

DNAはもともと高崎経済大学の教授が立ち上げた。
大学生に社会との出会いを提供することが活動だった。
教授が退官するタイミングで沼田さんが引き継いだ。
第二創業期。ターゲットを高校生に変えた。

1つの高校で実績をつくって、一気に広げた。
代表を引き継いで、その後のびのび羽ばたく理想形だと感じた。

分科会2のもう一人のパネリストはカタリバの辻村さん。

実は、自分の意思でキャストになる人もいれば、
学校のカリキュラムの一環でキャストになる人もいる。

どうやって、後者の人が積極的になれるようにするか。

・目標やチームのルールを一緒に決める
・キャスト経験者が新しキャストに教える
・キャストの中でもナナメの関係

自分をさらけ出せる場づくりって、スーパーファシリテーターじゃなくてもできるの?
まずは、キャスト自身が自分をさらけ出すこと。
キャストは9時間の研修プラス課題に取り組んでいる。
まず、キャスト研修の段階で「自分の根幹に深くかかわる価値観」を
安心して話せる場を体験してもらう。
その場について「何がよかったか」を自分で振り返ってもらう。

教育現場から、元々ウェルカムだったの?
最初は、高校生を見ていた。
「私たち大学生だから高校生の気持ちわかる」と言って先生に提案。
届かなかった。
先生の気持ち、今の課題を徹底して聞いた。
受け入れられるようになった。

新しい学校で行うときには、かならず先生に一度実践をみてもらっている。

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分科会後は、まとめ!
違う分科会に出た方から聞いた話。

本当の平等って何だろう?たとえばケーキを4人で分けるとき。
単純に4等分するのがベスト?
人によって、食べたい量、食べられる量が違う。
ポラリスさんでは、ジョインするときに、希望や特性の確認をするとのこと。

はっ!自分は無意識に、何でも等分で済ませていなかったか。
たしかに、確認はひと手間。でも、それが、より深い納得感や幸せにつながるのではないか。

(追記)
帰ってから分科会で上記のコメントをされたポラリス市川さんに、背景を伺いました。
デンマークでよく用いられる比喩なのだそうです。
参考URL http://runnershigh1.com/pizza/

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最後は、パネリストたちから一言。
「ここにいる理由がある」グッときました。

それからSETの三井さんが、「今やりたい」に正直に、と仰ったのも響きました。
色々制約条件があるから先延ばしになる。
けど、「今やりたい」に正直になる。
向き合って取り組む。愚直だけど、気持ち良いですよ、と。

たしかに!と思いました。

最後に全体をとおしての感想。
今思うと、このところ自分自身が、現状維持モードになっていました。
もっと、攻められる。一日とおして、「場」に背中を教えていただいた気持ちになりました。

参加者のみなさん、CRファクトリーのみなさん、ありがとうございました!
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