ワークショップとは

先日エンパブリックの広石さまが開いたワークショップについての講座で、
貴重なお話を頂戴したので、それに基づいてまとめてみます。

諸説あるかとは思いますが、広石さまの講義に基づいた
管の解釈ということでご理解いただけたら幸いです。


1.ワークショップは何のために行うか


 「 参加者に、日常ではなかなかできない体験をしていただき、
   その経験での気付きを日常に活かしてもらうため     」

 体験自体がどんなに楽しくても、それが何らかの形で
 気付きをもたらしたり日常に活かされたりしない限り、
 それはただの“活動”だと考えます。


2.そのために必要なワークショップの要素とは何か

 参加者の「成功体験」と「気付き」を円滑に引き出すためには、
 大きくわけて下記2つの要素が必要だと考えられます。

 (1)日常では得られない刺激

   日常で得られる刺激だけでは、
   人は新たな気付きを得られません。

   いつもどおりご飯をたべたり、仕事をする中では、
   なかなか新たな気付きは得られないですよね。

   「ワークショップ」では、即興劇をやったり、絵を書いたり、歌をつくったり、
   普段行わないことを行って脳に刺激を与えます。

   いかに、普段行わない体験を参加者に提供するかが、
   ワークショップを主催する人の腕の見せ所だと言えます。


 (2)現実の複雑性が捨象された仮想空間

   とはいえ、いきなり「日常にない刺激」と言っても、
   大抵の人はそれをすぐに受け入れることはできません。

   たとえば「完璧な事業計画をつくろう」というワークショップを
   やっても、参加者はしり込みしてしまいます。

   参加者が気軽にワークに取り組めるようにするために、
   「まずは収益のことは気にしないで、自分の想いからスタートしよう」
   などと、複雑な現実をシンプルにして、体験をさせます。


   社員研修などで出てくる、「今日だけはあだ名で
   呼び合いましょう」などという指示。

   これも上司と部下という普段のややこしい人間関係を捨象し、
   非日常を生み出すためのテクニックだと言えますね。


3.ワークショップ主催者に必要な心構え

 ワークショップでは、参加者の貴重な時間とお金を
 頂戴する場合がほとんどです。

 したがって、ハナから「このワークショップでは好きなことをやって好きなように
 感じてください」という参加者丸投げの姿勢は望ましくない、と考えられます。


 どのような課題を持った人に、
 どういう経験をさせて、
 どういう気付きを得てほしいのか。

 この3点について、自分なりの仮説をもった上で、
 プログラム構築に臨むべきです。


 たしかに、ワークショップは学校の授業やセミナーなどと違って、
 自由度が高く、気付きの細かい内容は参加者に委ねられます。

 しかし、それを盾に主催者側が準備を怠るのは
 時間とお金の預かり手としての自覚を欠くと言えるでしょう。


 参加者に人生を変える気づきと感動を与えるワークショップが
 世にあふれることを願います。


※今回の記事はエンパブリック様で頂戴した下記講座を参考に記述しました。

  伝えたいことを形にする! ワークショップの作り方

  講座では、上記の議論をさらに進めた実践的な内容や
  実際にワークショップをつくる、というワークも体験できます。

  人を集めて何かをしたい!と考える方に、
  ぜひ参加していただきたい内容です。
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